鳩ノ森美術

浮田要三と「きりん」の世界

「浮田要三と『きりん』の世界」小海町高原美術館、2022年9月17日から11月13日まで

 

小海町高原美術館では、開館二五周年記念展覧会の第三弾として「浮田要三と『きりん』の世界」を開催します。浮田要三(1924~2013)は、1947年大阪梅田の尾崎書房に就職。井上靖、竹中郁、坂本遼、足立巻一らが起こした児童詩誌「きりん」の編集・発行に盟友星芳郎と共に14年に亘り従事しました。毎月同誌の表紙絵に児童画を選ぶ浮田の眼を吉原治良が認めたことから「具体美術協会」に参加。1962年「きりん」との関わりを離れ、以後1983年盟友嶋本昭三の招きにより渡欧し制作を再開するまでを市井の袋工場経営者として過ごします。晩年に再燃した制作へのエネルギーは尽きることなく、解き放たれた精神性を湛えた作品を多数遺しました。本展では、浮田がその若き日に情熱を懸けた児童詩誌「きりん」166点と共に、その画業を展覧します。

 

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Any Kobe with Arts 2022

グループ展「Any Kobe with Arts 2022」に美術太郎が招待出品します
period:2022年9月23日 (金) − 10月10日 (月)
venue:建栄ビル2F(神戸北野・旧居留地)
exhibitor:Any Kobe

 

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By Your Side

3人展「By Your Side」に美術太郎が出展します
period:2022年9月10日 (土) − 10月2日 (日)
venue:Nonage gallery(シンガポール)
exhibitor:Nonage gallery

 

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夏季休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、7月31日 (日) − 9月5日 (月)を夏季休業とさせていただきます。
宜しくお願い申し上げます。

江戸POP 月岡芳年

日本人のアイデンティティーであり、ポップカルチャーであった浮世絵は、江戸〜明治に制作されたにも関わらず現代にも通ずるコンセプチュアルな表現などが多く見られ、今も新鮮に感じられます。前衛的でクールな浮世絵を広く国内外に紹介し、次の世代へと受け継いでいきたいと考えております。本展では、幕末〜明治に活躍した奇想系浮世絵師「月岡芳年」を弊社コレクションの中からピックアップし、ご紹介します。現代美術の視点からセレクションされた浮世絵を、是非ご覧ください。

 

period:2022年7月26日 (火) − 10月29日 (土)
hours:12:00 – 18:00 定休日:日月祝日
※アポイントメント制(13組様限定)となります
731日 − 95日まで夏期休業となります
venue:鳩ノ森美術|gallery

 

月岡芳年|Tsukioka YOSHITOSHI(1839-1892)

江戸から明治へと移行する激動の時代に活躍し「最後の浮世絵師」と称される。1839年江戸新橋の商家に生まれ、12歳で歌川国芳に入門。師匠譲りのスピード感あふれるダイナミックな武者絵で知られるほか、美人画、役者絵、戯画、幽霊・妖怪画など、あらゆるジャンルで活躍。なかでも「英名二十八衆句」(落合芳幾と共作)や「魁題百撰相」に見られる血の表現は大きな反響を呼び、「血みどろ絵」あるいは「無惨絵」と呼ばれた。明治になると時事的な要素が濃くなり、「大日本名将鑑」に代表される神話画を手掛けたほか、新聞や小説の挿絵も制作。1892年死去(享年54歳)。1898年には岡倉天心を中心に向島百花園内に記念碑(月岡芳年翁之碑)が建立された。

 

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作品|Artworks


 

《 一魁随筆 托塔天王晁葢 1872 》

木版画(37×24cm)

price on request

 

《 大日本名将鑑 大将軍田道の霊 1880 》

木版画(35×23cm)

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《 新形三十六怪撰 為朝の武威 痘鬼神を退く図 1890 》

木版画(35×25cm)

price on request

 

《 東京自慢十二ヶ月 六月 入浴の朝顔 1880 》

木版画(36x24cm)

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《 東京自慢十二ヶ月 七月 廓の燈篭 1880 》

木版画(36x24cm)

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< 強化買取作品 >

具体美術協会|GUTAI

吉原治良白髪一雄田中敦子今中クミ子元永定正嶋本昭三村上三郎吉田稔郎山崎つる子小野田 實前川 強松谷武判上前智祐名坂有子菅野聖子

もの派|Mono-ha

榎倉康二李 禹煥菅 木志雄関根伸夫

民藝|MINGEI

柳 宗悦濱田庄司河井寛次郎島岡達三棟方志向

その他|Others

斎藤義重、瀧口修造、山口長男、赤瀬川原平、草間彌生奈良美智鄭 相和、朴 栖甫

 

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art stage OSAKA 2022

アートフェア「アートステージ大阪2022」に出展します
period:2022年6月3日 (金) ~ 6月5日 (日)
venue:堂島リバーフォーラム
exhibitor:鳩ノ森美術|HATONOMORI ART

 

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近年評価の高まる具体美術協会(GUTAI)に所属した前衛アーティストの作品を紹介。さらに世界中の幼児画をサンプリング後再構成し、ユングの提唱する集合的無意識を探る美術太郎をピックアップし、吉原治良の提唱した具体(GUTAI)の精神が色あせることなく脈々と生き続けていることを表現します。

 

吉原治良|YOSHIHARA Jiro
吉原通雄|YOSHIHARA Michio
松田 豐|MATSUDA Yutaka
岡田 博|OKADA Hiroshi
浮田要三|UKITA Yozo
美術太郎|BIJUTSU Taro (BT)

RECORDING…

グループ展「RECORDING…」に美術太郎が出品します
period:2022年5月15日 (日) ~ 5月22日 (日)
venue:K11 MUSEA(香港)
exhibitor:OFF THE RECORD

脈々とGUTAI 小品展①

この度「脈々とGUTAI 小品展①」と題しまして、弊社コレクションより具体美術協会(GUTAI)に所属した作家たちによる美術史的にも貴重な作品を選抜し展示いたします。

 

具体美術協会(GUTAI)とは…1954年関西抽象美術の先駆者である吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループ。「人の真似をするな。今までにないものをつくれ。」というコンセプトの元、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と輩出。フランスの評論家ミシェル・タピエがその前衛性を絶賛し海外で広く周知される。1972年の吉原の死去に伴い、具体美術協会解散。その後、2013年グッケンハイム美術館での回顧展によって国際的に再評価(インスタレーション・ハプニング・パフォーマンスアートなどの先駆としての位置づけ)され、現在では日本の戦後現代美術を語る上で最も重要な芸術運動の一つとなっています。

 

出展作家|吉原治良金山明前川強岡田博松田豐白髪一雄元永定正吉原通雄堀尾貞治関根美夫

 

period:2022年3月22日 (火) ~ 4月30日 (土)
hours:12:00 – 18:00 定休日:日月祝日
※アポイントメント制(1日3組様限定)
※会期中、展示入れ替えあり
venue:鳩ノ森美術|gallery

堀尾貞治|HORIO Sadaharu

《 作品 1965 》

板・アクリル・布・ボンド(47.3×37.5×12.6cm)

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堀尾 貞治|HORIO Sadaharu(1939-2018)

1939年兵庫県生まれ。1957年芦屋市展初出品作が入賞し、具体のリーダー吉原治良の目に留まる。1965年第15回具体美術展に出品。翌年会員となり1972年の解散まで在籍。1968年にグタイピナコテカで個展を開催。1985年頃からは「あたりまえのこと」という一貫したテーマのもと、年間100回以上の展示・パフォーマンスを開催。堀尾にとって制作とは、生きるために不可欠な空気のような存在としてあった。2018年3月アートフェア東京2018では森内敬子×美術太郎とのコラボ展を開催し好評を博すも、11月急逝。日常と美術が強く結びついた堀尾の「あたりまえの営み=純粋芸術」は「美術とは何か?」を、今もなお問いかけ続けています。

 

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HATONOMORI ART 鳩ノ森美術