美術 太郎|BT(1975-)

1975年秋田県生まれ。多摩美術大学卒業。自作ポストカードの路上販売から活動を開始。ブランド=作家の知名度によって作品が評価されることを痛快に批判し、顔や本名を公表せず「美術太郎(BT)」名義で制作を続ける。(公の場への登壇はおろか顔写真さえも公開されておらず、その素顔は謎に包まれている。それは「作り手の名前や見た目などに縛られず、純粋に作品を鑑賞してほしい」という希望、そして誰でも自由に「美術太郎(BT)」の名義で制作し、作品が時間や物質の制限をこえて増殖してほしいという願いゆえ。)

世界中の幼児画をサンプリング後再構成し、ユングの提唱する集合的無意識を探る「キャラクターシリーズ」や有名作家と自身のサインのみで制作された「NOブランドシリーズ」、コンピューターのバグを用いて記録と記憶のズレを表現した「エラーの美術」など、様々な視点から斬新でコンセプチュアルな作品を発表し続けている。

 

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キャラクターシリーズ|Painting Works


 

世界中の幼児画をサンプリング後再構成し、ユングの提唱する集合的無意識(人類全体の無意識の深層に存在する普遍的共通概念)を探る「キャラクターシリーズ」は、観る者の心のありようを何ら制約することなく映し出すスクリーンのような作用を備えてる。幼児画による単純化された線画の背景には、広々と取られた間(ま)が表現され、永遠の広がりと奥行きを感じることができる。

「私は強いスタイルをもった作家ではありません。絵の余白の奥に何があるのかを探しています。アートは社会と切り離しては存在することはできませんが、寛容性を失ったアートもまた存在理由を失います。私たちは不都合な真実が見えないのではなく、見ようとしていないだけなのかもしれません」と作家。美術が投機的な視点からクローズアップされるケースが目につく昨今において、絵画の原点へと回帰させてくれる作品との静かな対話は、私たち自身の潜在意識の中にある「内なる心の世界」と向き合う貴重な体験となる。得体の知れない不安感に怯える現代にこそ、美術太郎の内なる世界の堅固さが強い発信力となって心の深い部分に届き、人々を魅了するのだろう。

 

BT online gallery

 

 

 

展覧会|Exhibitions


 

2007

「国立国2007」 くにたち市民ギャラリー (東京)
「voice of air」 白矢アートスペース (東京)  →  巡回:諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館 (長野)

 

2008

「RE:JAPAN art」 ギャラリーCOEXIST (東京)
「国立国2008」 白矢アートスペース (東京)

 

2009

「gobbledygook」 白矢アートスペース (東京)
「国立国2009 東京展」 白矢アートスペース (東京)
「国立国2009 大阪展」 阪急百貨店メンズ館 (大阪)

 

2010

「テイスティングアートエキシビジョン01」 阪急百貨店メンズ館 (大阪)
「ART to LIFE in KYOTO」 四条河原町阪急百貨店 (京都)
「テイスティングアートエキシビジョン02」 阪急百貨店メンズ館 (大阪)
「YOUNG ARTISTS JAPAN vol.3 国立国ブース」 交通会館 (東京)
「クリスマスハートドローイング展」 アートスペース羅針盤 (東京)

 

2011

「テイスティングアートエキシビジョン03」 阪急百貨店メンズ館 (大阪)

 

2013

「愛しくて奇妙な生き物たち –ルドンからBTまで–」 アートスペース羅針盤 (東京)
「GUTAIとSHINODAとetc」 アートスペース羅針盤 (東京)

 

2014

「アートフェア東京2014:脈々と具体」 東京国際フォーラム (東京)
「脈々と具体 東京」 アートスペース羅針盤 (東京)
「ポップアップジェントルマン」 阪急百貨店メンズ館 (大阪)
「脈々と具体 大阪」 スペクトラムギャラリー (大阪)
「THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2014:脈々と具体」 スパイラル (東京)

 

2015

「アートフェア東京2015:脈々とGUTAI」 東京国際フォーラム (東京)
「脈々とGUTAI 東京 これは…もはや…事件だ!!!」 アートスペース羅針盤 (東京)
「THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2015:脈々とGUTAI」 スパイラル (東京)

 

2016

「脈々とGUTAI T氏コレクション」 鳩ノ森美術 (東京)
「脈々とGUTAI 秋田 これがフジタの遺伝子だべ」 秋田県立美術館 県民ギャラリー (秋田)
「アートフェア東京2016:脈々とGUTAI 改」 東京国際フォーラム (東京)
「BT エラーの美術」 AREA Osaka (大阪)
「THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2016:脈々とGUTAI」 スパイラル (東京)

 

2017

「アートフェア東京2017:脈々とGUTAI 続」 東京国際フォーラム (東京)
「spiral take art collection 2017 蒐集衆商:脈々とGUTAI」 スパイラル (東京)

 

2018

「アートフェア東京2018:脈々とGUTAI 堀尾貞治×森内敬子×美術太郎」 東京国際フォーラム (東京)
「日出処の美術 サダヒロカズノリ×美術太郎」 鳩ノ森美術 (東京)
「spiral take art collection 2018 蒐集衆商:脈々とGUTAI」 スパイラル (東京)

 

2019

「アートフェア東京2019:脈々とGUTAI 平成」 東京国際フォーラム (東京)
「ゆめのなかの堀尾貞治展」 ぎゃらりー由芽 (東京)

 

2020

「愛しくて奇妙な生物たち」 鳩ノ森美術 (東京)
「C810 フロム ☆ 1975」 鳩ノ森美術(東京)
「C810 日出処の美術太郎」 アリガトビジュツ(東京)