イヴ・クライン|Yves KLEIN(1928-1962)

1928年フランス(ニース)生まれ。実際に現代美術家として活躍したのは、1950年代後半からその死までの数年間にすぎないが、「モノクローム(単色)絵画」や「人体測定」、「火の絵画」シリーズなど、次々に独創的な表現を開拓。特にモノクローム絵画では、青にとり憑かれ、「インターナショナル・クライン・ ブルー(IKB)」を自ら開発し、その一色だけによる作品を作り続けた。彼にとってこの青は、生まれ故郷のニースの海岸で見た空の色であるとともに、彼が求め続けた宇宙の根源的なエネルギーと直接結びついている色であり、具体的なものとの関わりを持たない唯一の色であった。青で彩られたモノクローム絵画は、私たちを「物質的なもの」の束縛から解き放ち、無限の宇宙へと誘ってくれるかのような探い精神性に満ちている。1962年に34歳という若さで夭折した。

 

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作品|Artworks


 

《 Portrait d’Arman 1965 》

シルクスクリーン ・コラージュ(80.5×42.5cm)

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