鳩ノ森美術

津高和一|TSUTAKA Waichi

《 作品 ca.1965 》

キャンバス・油彩(65.2×91cm)

sold

 

津高 和一|TSUTAKA Waichi(1911-1995)

1911年兵庫県生まれ。具象画から色面と線による画面構成が独特の詩情ある抽象画へと展開。日本の抽象画のパイオニア的存在。1955年吉原治良・須田剋太・八木一夫らと国際アートクラブ関西支部を創立。1957年サンパウロ・ビエンナーレ、1960年グッゲンハイム国際美術賞展出品など海外でも高い評価を得る。1968年大阪芸術大学教授となり、多くの後進の育成にも尽力。1995年阪神・淡路大震災で倒壊した自宅の下敷きとなり、夫人と共に逝去。現在でも叙情性に溢れた津高の作品は、観る者を心象風景へと静かに誘い続けています。

 

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島岡達三|SHIMAOKA Tatsuzo

《 辰砂釉赤繪草花文扁壺 》

セラミック(25.8×18.6cm)共箱

price on request

 

島岡 達三|SHIMAOKA Tatsuzo(1919-2007)

1819年東京生まれ。1941年東京工業大学窯業科を卒後後、益子に移住。1946年濱田庄司に師事し、“早く自分の個性あるものを…。”と言われ「縄文象嵌技法」という独自の美を生み出す。島岡の力強く美しい象嵌作品は国内外で高い評価を得て、1996年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。益子という土地で、国内外から陶芸を学ぶため訪れる者や職人と共に、民藝運動*の心と仕事を続けた。2007年12月逝去。

 

*民藝運動(1926-)

1926年「日本民藝美術館設立趣意書」を4人連盟(柳宗悦を中心に濱田庄司、河井寛次郎、富本憲吉)での発刊により開始した、日用品を発掘しその制作のための技術を復活させ、無名職人による日用の美「用の美」を世に広め、新しい日用品を制作し普及しようとする日本独自の運動。21世紀の現在でも活動が続いている。

 

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吉原治良|YOSHIHARA Jiro

《 作品 1969 》

シルクスクリーン(61×50cm)ed.100

price on request

 

吉原 治良|YOSHIHARA Jiro(1905-1972)

1905年大阪生まれ。1919年中学校在学中に独学で油絵を始める。当初は魚を題材に描き、1929年敬愛する藤田嗣治に作品を見てもらう機会を得るが、独自性のなさを指摘されオリジナリティーの重要性を強く認識し、抽象画へと転換した。1934年藤田のすすめで二科展に出展し、出展作5点全てが入選。1938年二科会の前衛作家による九室会の結成に参加。1954年吉原のもとに糾合した関西の若手作家15名と共に「具体美術協会」を結成。1962年中之島にある自身の所有する土蔵を改造し、活動拠点となる《グタイピナコテカ》を開き、多くの展覧会を開催。また、自身も円形を題材にした多くの作品を描く。1970年高速道路建設のためグタイピナコテカ閉館。1972年2月逝去。同年3月31日「具体美術協会」解散。

 

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はとのもりんご2020 販売開始のお知らせ

世界初!アートギャラリーがプロデュースする限定生産りんご「はとのもりんご」

2020年度分の販売を開始いたしました ※定員になり次第、〆切らせていただきます

限定500箱

箱にサイン、シリアルナンバー入り

1箱(7〜9個)¥5,000(税込、送料別)

11月下旬〜12月上旬 発送予定

 

はとのもりんご とは…

秋田県横手市増田町(旧平鹿群増田町)の増田りんごは、その美味しさからほぼ県内で消費され、県外に出回ることがありません。その中の最高級サンふじから選別された「はとのもりんご」は、ひとくち食べればりんごの概念が変わってしまうほどの美味しさです。鳩ノ森美術では、美しい=美術も、美味しい=美食も、人の心を豊かにするという意味で同義であると考えます。

 

お申込み先

mail : ringo@hatonomori-art.jp

tel : 03-3408-8100

C810 日出処の美術太郎

この度「C810 日出処の美術太郎」と題しまして、美術太郎の初個展を開催いたします。

自作ポストカードの路上販売から活動を始め、初個展までに25年もの年月を費やした美術太郎(BT)。アートが一過性のラグジュアリーアイテムかつ投機対象として過度に注目される昨今において、本当にアートを必要としているのは社会的・物質的強者ではなくむしろ清貧なる弱者であると考え、「100万円の絵を1枚描くよりも1万円の絵を100枚描きたい」、「私の絵はみんなの心にそっと寄り添う心の栄養でありたい」と語っています。

絵画の原点へと回帰させてくれる美術太郎の作品との静かな対話は、私たち自身の潜在意識の中にある「内なる心の世界」と向き合う貴重な体験となることでしょう。

 

会期:2020年10月6日 (火) ~ 10月31日 (土)
営業時間:12:00 – 18:00 定休日:日月祝日
※新型コロナ対策のため、アポイントメント制となります
会場:鳩ノ森美術|art shop(アリガトビジュツ)

 

> exhibition catalog

 

美術 太郎|BIJUTSU Taro(1975-)

1975年秋田県生まれ。多摩美術大学卒業。ブランド=作家の知名度によって作品が評価されることを痛快に批判し、顔や本名を公表せず「美術太郎(BT)」名義で制作を続ける。世界中の幼児画をサンプリング後再構成し、ユングの提唱する集合的無意識を探る「キャラクターシリーズ」や有名作家と自身のサインのみで制作された「NOブランドシリーズ」、コンピューターのバグを用いて記録と記憶のズレを表現した「エラーの美術」など、様々な視点から斬新でコンセプチュアルな作品を発表している。

 

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出品作品|Exhibited Works


 

《 Circulation(赤鼻のゾウ)2020 》

キャンバス・アクリル・コラージュ・金箔(72.7×60.6cm)

¥600,000 + tax

 

《 ホワイトキャンバス(GIFT)2016-2020 》

キャンバス・アクリル・コラージュ・土(61.5×53cm)

sold

 

《 浮世絵(SAV€ M¥ $OUL?)2020 》

キャンバス・アクリル・コラージュ・金箔(53×45.5cm)

sold

 

《 赤い花(いぢわる兎)2020 》

キャンバス・アクリル・コラージュ・金箔(18×14cm)

sold

常設展

この度、20世紀後半の最も重要な美術運動の一つとして、国際的に評価が高い「具体美術協会(GUTAI)」を中心とした弊社コレクションを展示・販売いたします。

 

period:2020年9月8日 (火) ~ 10月17日 (土)
hours:12:00 – 18:00 定休日:日月祝日
※新型コロナ対策のため、アポイントメント制となります
※会期中、展示入れ替えを行っています
venue:鳩ノ森美術|gallery
artists:上前智祐小野田 實金山 明白髪一雄関根美夫田中敦子浜田泰介馬場 彬美術太郎藤田嗣治堀尾昭子堀尾貞治松田 豐元永定正向井修二村上善男吉田稔郎吉原治良吉原通雄ヴィルヘルム・コーゲマーク・ゴンザレスカールハリー・スタルハンベルント・フリーベリ 他

 

作品|Artworks


 

白髪 一雄|SHIRAGA Kazuo

《 黒輪 1982 》

色紙・油彩(27.2×24.2cm)

※「日本洋画商協同組合」鑑定登録証書

sold

 

向井 修二|MUKAI Shuji

《 作品 1965 》

キャンバス・油彩(22.5×15.5cm)

sold

 

吉田 稔郎|YOSHIDA Toshio

《 Hexagon 1974 》

キャンバスボード・アクリル(24.2×33.3cm)

price on request

 

村上 善男|MURAKAMI Yoshio

《 スコールのあった日 1974 》

キャンバス・油彩(22×27.3cm)

price on request

田中敦子|TANAKA Atsuko

《 4-1-1 1978 》

パネルに紙・色鉛筆(13.6×10.7cm)

※「金山明・田中敦子アソシエーション」作品登録カード

sold

 

田中 敦子|TANAKA Atsuko( 1932-2005)
1932年大阪生まれ。夫は金山明。1951年京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)中退の後、大阪市立美術館付設美術研究所に学ぶ。金山明・白髪一雄・村上三郎らが結成した「0会」に1953年頃参加。1955年具体美術協会に「0会」のメンバーと共に入会し、同年の第1回具体美術展に「ベル」、翌年の第2回展に「電気服」を出品する。1965年金山明と具体美術協会を退会。電球と管球を組み合わせ明滅する光の服に見立てた「電気服」のオブジェと同様に絵画作品でも円と曲線が絡み合う独特の精神世界を表現し、その先駆性が高く評価される。2005年逝去。

 

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夏季休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、8月2日 (日) ~ 9月7日 (月)を夏季休業とさせていただきます。
宜しくお願い申し上げます。

関根美夫|SEKINE Yoshio

《 Abacus ♯303 1973 》

キャンバス・油彩(45.5×53cm)

sold

 

関根 美夫|SEKINE Yoshio(1922-1989)

1922年和歌山県生まれ。 1954年具体美術協会の結成に参加。1959年具体美術協会を退会し、東京に拠点を移す。1963年第15回読売アンデパンダン展にて、関根の主要モチーフであるソロバンを初めて発表し、1965年第2回長岡現代美術館賞受賞。1966年、1967年のジャパン・アート・フェスティバルや現代日本美術展、日本国際美術展など出品。身の回りの日用品であるソロバンを機能的本質を表現する記号としてとらえ、抽象表現に昇華したその構造は、あらゆるものが記号化された高度経済成長期の空間を露呈させると高く評価された。1989年6月逝去。

 

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HATONOMORI ART 鳩ノ森美術