宇宙・日本・具体 吉原治良と吉原通雄

この度、弊社2周年記念といたしまして、吉原通雄夫人である吉原尚美氏ご協力のもと「宇宙・日本・具体 吉原治良と吉原通雄」を開催する運びとなりました。20世紀後半の重要な美術運動の一つとして国際的に評価されている「具体美術協会(GUTAI)」。GUTAIの創始者である吉原治良は、敬愛する藤田嗣治から「他人の影響がありすぎる」と作品を酷評され、オリジナリティーの重要性に目覚めたことが大きな転機となりました。藤田のその言葉は、吉原治良の提唱した「人の真似をするな、今までにないものをつくれ!」という具体美術宣言へと受け継がれています。

本展では、吉原治良と彼の次男である吉原通雄ピックアップし、GUTAIの精神が色あせることなく、脈々と生き続けていることを表現します。

 

吉原治良|Jiro Yoshihara
1905年大阪生まれ。1919年中学校在学中に独学で油絵を始める。1929年敬愛する藤田嗣治に作品を見てもらう機会を得るが、独自性のなさを指摘されオリジナリティーの重要性を強く認識する。1934年藤田のすすめで二科展に出展し、出展作品5点全てが入選。1938年二科会の前衛作家による九室会の結成に参加。1954年吉原のもとに糾合した関西の若手作家16名と共に「具体美術協会」を結成。1962年中之島にある自身の所有する土蔵を改造し、具体美術協会の活動拠点となる《グタイピナコテカ》を開き、多くの展覧会を開催。また、自身も円形を題材にした多くの作品を描く。1970年高速道路建設のためグタイピナコテカ閉館。1972年2月死去。同年3月31日「具体美術協会」解散。

 

吉原通雄|Michio Yoshihara
1933年兵庫県生まれ。吉原治良の次男。1954年関西学院大学在学中に「具体美術協会」の結成に参加。1957年多岐にわたる素材・技法の実験を経て、コールタールや砂を板に付着させるなど大地をテーマとした作品を制作。1962年一変して、紙テープや色紙など色彩に富んだ素材や、蛍光管を用いるライト・アートを試みるなど多岐にわたる創作活動を行う。色帯の流れを一点に絞り込み放射状に上昇する幾何学的形態を構成させた。1963年グタイピナコテカにおいて、初個展を開催。1972年具体解散を機にしばらく作品発表を休止。1991年長年の沈黙を破って個展を開催、再び発表を始める。1996年死去。

 

左:吉原治良 右:吉原通雄

 

 

会期:2017年11月21日(火)~ 2018年1月27日(土)
営業時間:12:00~18:00 ※定休日:日・月・祝日 および、12/26(火)〜1/8(月)
会場:鳩ノ森美術|gallery+art shop 2会場同時開催
TEL: 03-3408-8100