楊洲周延| YOUSHU Chikanobu

《 東京上野不忍大競馬ノ図 1884 》

木版画(36×71.5cm)

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揚州 周延|YOUSHU Chikanobu(1938-1912)

越後国高田藩の江戸詰下級武士の家に生まれる。若い頃から浮世絵師を目指し、15歳で歌川国芳の門人となる。1875年「好める道を以て世を渡らん」として上京し、本格的な活動を開始。当初は武者絵や西南戦争の絵を描いて評判を得た。1882年第一回内国絵画共進会に出品した絵が褒賞され、周延が描く豪華な錦絵は「江戸浮世絵の再来」と大きな評判を呼んだ。また、1884年上野不忍池畔で明治天皇をお迎えし、華々しい共同競馬会社の開業式を描いた「東京上野不忍大競馬ノ図」に代表される洋装をした華族や新政府高官夫人の絵なども評判で、明治期で一番人気の美人画絵師であった。1912年逝去するも周延の精神は小林古径や前田青邨、奥村土牛ら近代日本画へと脈々と引き継がれています。

 

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