日出処の美術 馬場彬

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この度、夫人である馬場栄子氏のご協力のもと、「日出処の美術 馬場彬」を開催することとなりました。馬場彬は1955年、佐藤友太郎が銀座に開設したサトウ画廊のキュレーションを担当。当時のサトウ画廊といえば、東京画廊、南画廊、タケミヤ画廊等と並んで日本現代美術の黎明期を代表する画廊の一つであり、河原温や李禹煥など多くの作家の個展をいち早く開催するなど、1950-70年代の日本現代美術を牽引する存在でした。また彼自身も戦後日本における抽象絵画の主要作家の一人として、東京国立近代美術館、国立国際美術館、富山県立近代美術館等、多くの美術館や文化庁に所蔵され、グレーを基調とした色と有機的な形が調和する彼の作品は多くの鑑賞者を魅了し続けています。本展は彼の仕事の全容を通覧できる貴重な機会となります。どうぞ、お見逃しなく。

 

馬場彬  BABA Akira(1932-2000)
1932年東京生まれ。1955年東京芸術大学卒業。美術団体には属さず、サトウ画廊設立に参加し相談役を務め企画に携わる。1960年、1961年のシェル美術賞では連続受賞。1962年「集団アルファ」を結成。1988年「馬場彬の世界展」※池田二十世紀美術館主催。1989年から秋田市にアトリエを移し活動。2000年3月死去。享年67歳。

 

会期:2016年11月15日 (火) ~ 1月28日 (土)
営業時間:12:00 ~ 18:00 ※定休日:日月祝日 および 年末年始休業
会場:鳩ノ森美術|gallery + art shop 2会場同時開催
TEL: 03-3408-8100