20世紀後半の最も重要な美術運動の一つとして、国際的に評価が高まっている「具体美術協会(GUTAI)」。創設者である吉原治良は、敬愛する藤田嗣治に「他人の影響がありすぎる」と作品を酷評され、オリジナリティーの重要性に目覚めたことが大きな転機となりました。藤田のその言葉は、吉原治良の提唱した「人の真似をするな、今までにないものをつくれ!」という具体美術宣言へと受け継がれています。
『脈々とGUTAI 秋田 これがフジタの遺伝子だべ』では、具体美術の創設者である吉原治良と彼の次男であり、創設メンバーの一人である吉原通雄を中心に、GUTAIに所属した前衛アーティストとその精神を受け継ぐエマージングアーティスト(具体の第1世代:浮田要三、坪内晃幸。具体の第3世代:松田豐。そして、ポスト具体の旗手として注目されている秋田出身のBTの4世代のアーティスト)をピックアップし、吉原治良の提唱したGUTAIの精神が色あせることなく、脈々と生き続けていることを表現します。
会期:2016年4月16日 (土) ~ 2016年5月8日 (日)
営業時間:10:00 ~ 18:00 ※最終日17:00まで ※入場無料
会場:秋田県立美術館 / 1F 県民ギャラリー
秋田県秋田市中通1丁目4-2
TEL: 018-853-8686 FAX: 018-836-0877
URL: www.akita-museum-of-art.jp/
主催:鳩ノ森美術
TEL: 03-3408-8100
出展作家:吉原治良、吉原通雄、浮田要三、坪内晃幸、松田豐、美術太郎|BT