浮田 要三|UKITA Yozo(1924-2014)

1924年大阪府まれ。1947年に尾崎書房(大阪)に入社し、1948年に井上靖・竹中郁・坂本遼・足立巻一らが創刊した児童詩誌「きりん」の制作・編集に従事。「きりん」表紙絵の依頼を機縁に吉原治良と交流を深め、またその勧めで作品制作を始める。1955年「具体美術協会」に参加。1964年同会を退会。袋工場経営者として過ごし、以後10年以上にわたり作家活動を休止する。1970年代後半より活動を再開。1984年に嶋本昭三の招きにより、具体・AU展(デュッセルドルフ)に参加したのを皮切りに以後国内外で個展・グループ展多数開催。晩年に再燃した制作へのエネルギーは尽きることなく、解き放たれた精神性を湛えた作品を多数遺した。2008年に著書「きりんの絵本」が刊行。2022年には小海町高原美術館(長野)で大回顧展「浮田要三と『きりん』の世界」を開催。2014年逝去。

 

具体美術協会(GUTAI)とは…
1954年関西抽象美術の先駆者である吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループ。 「人の真似をするな。今までにないものをつくれ。」というコンセプトの元、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と輩出。フランスの評論家ミシェル・タピエがその前衛性を絶賛し海外で広く知られるようになる。1972年吉原の逝去に伴い、具体美術協会解散。その後、多くの回顧展を経て、 2013年グッゲンハイム美術館での企画展「GUTAI:素晴らしい遊び場」によって一気に国際的に再評価(インスタレーション・ハプニング・パフォーマンスアートなどの先駆としての位置づけ)が進む。現在では日本の戦後美術を語る上で最も重要なアートムーブメントの一つとなっています。

 

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作品|Artworks


 

《 右と左 2000 》

ボード・キャンバス・油彩・アクリル・麻布(70.5×92.5cm)

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《 寄せ木形式の作品 2009 》

ボード・キャンバス・油彩・アクリル・麻布(55×82cm)

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《 むつかしい黄色 2004 》

ボード・キャンバス・油彩・コラージュ(53×33.3cm)

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《 白の小袋Ⅱ 2001 》

ボード・キャンバス・油彩・麻布(62×46.5cm)

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《 その割に重い ca.2001 》

ボード・キャンバス・油彩・麻布(78×63cm)

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《 作品 2000 》

ボード・キャンバス・油彩・アクリル・麻布(46.5×40.5cm)

※来歴:ギャラリーマーヤ

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《 Thick 2002 》

ボード・キャンバス・油彩・麻布(27.3×22cm)

※来歴:ギャラリーマーヤ

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《 赤丸 2013 》

ボード・キャンバス・油彩・コラージュ(42×42cm)

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《 Yellow Crevice 2004 》

ボード・キャンバス・油彩・鉛(32.8×28cm)

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《 ワンポイント1 2002 》

ボード・油彩・鉛(19x14cm)

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