1881年スペイン生まれ。美術教師の父のもとで幼少期より絵の才能を発揮し、11歳でラ・コルーニャの美術学校へ特別入学。1904年パリに移住し、モンマルトルの「洗濯船」に居住。ポール・セザンヌ、トゥールーズ=ロートレックなど多くの画家から芸術様式を吸収し、作風を次々と変化させる。活動初期の画業は、友人の自殺をきっかけに貧困や生と死を主題とした「青の時代」(1900-03)、暖かみのある色使いでサーカスや旅芸人などを描いた「バラ色の時代」(1904-06)、対象を幾何学的に分解し、線と面で再構築する分析的キュビスムを生み出した「キュビスムの時代」(1907-16)に区分できる。《アヴィニョンの娘たち》(1907)は、後にジョルジュ・ブラックが引き継ぐキュビスムの出発点となる記念碑的作品。その後も画風は新古典主義、シュルレアリスムと絶えず変化させ、1937年のパリ万博で、戦争の非人間性を告発した大作《ゲルニカ》を発表。晩年においてもピカソの創作意欲は衰えることなく、絵画や彫刻、陶器など多くの傑作を残した。1973年逝去。
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作品|Artworks
《 アトリエの女性 1956 》
オフセットリトグラフ(47.3×56.5cm)ed.350
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《 青年たちのロンド 1959 》
リトグラフ(50×45.5cm)ed.200
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