1901年愛知県生まれ。東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、美術学校の先輩であった佐伯祐三に導かれ、1927年フランスに渡る。パリの古い街並みを描き続け、フランスで最もよく知られた日本人画家の一人となる。1928年サロン・ドートンヌに入選。同じようにパリを描いたヴラマンクやユトリロ、佐伯とは異なり、情感や詩情を前面に押し出すことから離れ、落ち着いた色調や静寂を備えた画風(重厚かつ堅牢で時としてモニュメンタルな画風へ高めるという造形主義)を確立。帰国後(1940年)には新制作派協会会員。1986年10月死去、11月には死去日に遡って文化勲章受章が授与された。
作品|Artworks
《 バナニア 1977 》
リトグラフ(47.2×56.5cm)ed.185
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