浜田 泰介|HAMADA Taisuke(1932-)

1932年愛媛県生まれ。京都市立美術大学専攻科(現京都市立芸術大学大学院)卒業。パンリアル美術協会に参加後、1959年に岩田重義・楠田信吾らと前衛日本画集団「ケラ美術協会」を結成。活動期間は約4年(1964年解散)と短いが、日本画という枠を越え、砂・麻布・木・廃品等従来では考えられなかった素材を用い、コラージュをし、又は表面を削り、荒々しくも美しい表現が結集した「ケラ美術展」を勢力的に開催した。解散後は無所属となり、既存の日本画の枠組みにとらわれない富士や桜などに代表される日本の美を展開している。

 

ケラ美術協会とは…
ケラ美術協会は、京都の若手作家13人(岩田重義・楠田信吾・福島敬恭・児玉正美・浜田泰介など)によって、1959年に発足された前衛芸術グループ。彼らは当時の公募展などで、会員が一方的に審査し、時には圧迫によって彼らの表現を押さえつける風潮やシステムに対して反旗し、日本画家であった彼らは「日本画」に対しても常識の枠を取りはらい当時では考えられない素材やモチーフにも大胆な試行を繰り返した。活動期間は約4年(1964年まで)と短い活動期間ではあったが、アトリエにある全ての作品を世界的コレクターであるエイブラムズやパワーズらに買い上げられる等、多くの伝説を残した。※ケラとはラテン語で、単位・細胞という意味。

 

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作品|Artworks


 

《 さすらいの武士 1969 》

キャンバス・油彩(72.7×60.6cm)

※「Fran-Nell Gallery」シール

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《 春(武士シリーズ)1961 》

キャンバス・油彩(33×65cm)

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《 SAMURAI 1973 》

キャンバス・油彩(45.5×106cm)

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