東 貞美|AZUMA Sadami(1928-2006)

1928年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、1951年人間の世界シリーズで国画会賞を受賞し、国画会会員となる。1954年「具体美術協会」の結成に参加するが、東の文学的性格を帯びる作品と吉原治良の方向性とが異なったため、まもなく脱退。その後はビュランを自在に操り数多くの銅版画を制作し、油彩・具象・抽象と様々な作風から独自の宇宙観を構築した。2006年逝去。

 

具体美術協会(GUTAI)とは…
1954年関西抽象美術の先駆者である吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループ。 「人の真似をするな。今までにないものをつくれ。」というコンセプトの元、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と輩出。フランスの評論家ミシェル・タピエがその前衛性を絶賛し海外で広く知られるようになる。1972年吉原の逝去に伴い、具体美術協会解散。その後、多くの回顧展を経て、 2013年グッゲンハイム美術館での企画展「GUTAI:素晴らしい遊び場」によって一気に国際的に再評価(インスタレーション・ハプニング・パフォーマンスアートなどの先駆としての位置づけ)が進む。現在では日本の戦後美術を語る上で最も重要なアートムーブメントの一つとなっています。

 

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作品|Artworks


 

《 Suki-ma 4 1971 》

キャンバス・油彩(77×62cm)

※六月の風展(東京セントラルサロン)1975年 出品

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《 隙間 1983-84 》

キャンバス・油彩(72.7×72.7cm)

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